夏の思い出。
小さい頃の思い出に、「海」というのは僕の場合、リンクしない。
僕の場合、それは山と川。
なぜなら、僕は子供の頃、夏休みの多くを奈良県曽爾村で過ごしたからだ。
和歌山県那智勝浦で過ごしたこともあるが、あまり記憶にない。
大学時代、高知に来ても、山と川のほうが多く、海の思い出は(釣りを除けば)少ない。
…しかし、社会人になって、年々、「夏」らしいイベントと無縁になっていくのは、寂しいことだ。
ここ5、6年、夏に山や川や海で遊んだ記憶がない。(何故だろう?)
しかも、仮に遊びに行ったとて、今度は子供がいる。「親」の立場で行くワケだから、無邪気に自分が遊ぶワケにいかない、あくまで子供を楽しませるのが目的になろう。
そう考えると、2001年の夏に、地元の友達ら6人と、西土佐村までキャンプに行ったのが、無邪気に遊べた最後の夏だった、ということか。
最後にふさわしく、楽しかったが、「もうあんなふうに無邪気には遊べない」と思うと、その思い出にも悲しみがつきまとう。
僕は時々思う。
あの夏、僕は少年だった。
少年は、いつの間に、大人になったのだろう?
僕はもう、少年にはなれないのだろうか?
エアコンの効いた部屋に飛び込んでくる蝉の声は、「時間よ、戻れ」とないている。
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