たとえ話
とあるマンションに、「空き部屋」があったとする。
その「空き部屋」は、誰のものでもなかった。
で、最初に発見した人(Nさん)が、
「ココは俺の部屋だ」
と言った。
しかし、彼はその部屋に住むことはしなかった。
住みにくい部屋だったからである。
しかし、その部屋の冷蔵庫には、新鮮なお魚などがいっぱい入っていたので、訪れてはそれを食べた。
なので一応、その部屋を「自分の部屋」として登記はしておいた。
しばらくして、別の人(Kさん)もその部屋を、
「ココは俺の部屋だ」
と言い、しかも住みにくいはずのその部屋に、無理して住みだした。
Kさんは腕っぷしもたつ。
Nさんは、昔は強かったが、病気をして、今はケンカができる状態ではない。(お金持ちではある)
しかも、
「俺はケンカは絶対しない」
と、自分(と友人でケンカの強いAさんと)で決めてしまっていて、それをまわりに吹聴してもいる。
…こうなると、もはや例の「空き部屋」の実質的な「所有者」は、Kさんである。
いくら「最初に発見したのは」とか「法的に」とか言ってみても、「実際にそこに住んでいる者」のほうが強いんである。
Nさんには、Kさんとケンカをする腕力はないし、もしケンカをするとしたらAさんも黙ってないし、その「部屋」の「正当な所有者」について「行政」も動いてくれそうな気配はないし…。
…ところで、この世で、
「強盗反対」
と叫んでみても、強盗はなくならない。
強盗に遭わないようにするには、各々が家の警備、防犯対策を厳重にやるしかない。
同じように、
「ケンカ反対」
と叫んでみても、ケンカはなくならない。
むしろ、そんなことを声高に叫ぶやつほど、ケンカ(というかイジメ)の標的になるもんである。
どういうわけか、「腕力」の強いやつ、「ケンカ」の強いやつほど「ケンカ」には巻き込まれないもんなんである。
しかし、当然でもある。
プロボクサーや、プロの格闘家は、ケンカなんかしない。
「ケンカ」を避けようと思ったら、「ケンカ」に絶対勝てるだけの腕力を磨いて、「ケンカも辞さず」の気合を入れるのが一番いい。
矛盾しているようではあるが、なぜか世の中はそういうふうにできている。
…最初の「空き部屋」の話に戻る。
「空き部屋」を、「俺の部屋だ」と主張するなら、何かしらの裏打ちできるものがなければ、意味がないだろう。
Kさんが暴力的な人でないとすれば、話し合うしかないだろう。
例えば、
「この部屋はKさんにあげます。…でも、冷蔵庫の中身は、取りに来させてください」
とか。
…「たとえ話」ですよ。
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コメント
一応、冷蔵庫のお魚をNさん、Kさんで分け合いましょうかという協定は結ばれてるらしいですけど、Nさんがちょっとでも冷蔵庫に近づくとKさんが殴りかかってくるため、お魚が食べられないらしいです。
そもそもNさんが病気で倒れてたときに看病に来てた友達のAさんがあの部屋はKさんのものだなあれはとかお手紙を書いてしまったため、さらにややこしい自体になってしまってるようです。
そんなこんなで、Kさんはすでに自分のものとしてるので、いまさらNさんが「あげるからお魚ちょうだい」といったところで「私のものなのにあげるって何の話? お魚は売ってやるから買ってくれ」というだけでしょうねえ。。
投稿: くっきも | 2005.03.19 11:18